マスコミに、そんな資格があるのか? | 川端 裕の出会い日記

マスコミに、そんな資格があるのか?

多くの人が指摘し、僕自身もマスコミ報道を見るにつけ以前から感じていたことですが・・・。



被害者の情報を実名・顔写真付きで報道する意味がどこにあるのでしょう?


純粋に犯罪や事故の防止を目的とするならば、被害者の実名はもちろん顔写真や住まいの情報なんて全くいらないはず。



これに関しては、一つ言えることがあると思います。



実名や顔写真がないと視聴率も、購読率も上がらないということ。


その結果、マスコミにとっては商売にならないということ。



つまり、マスコミが被害者情報を流すのは、視聴率を上げ、購読者を増やすことが最大の目的なのです。



そんなマスコミに、警察や学校関係者が被害者の個人情報を流したことを糾弾できる資格があるのだろうか?


もちろん、警察や学校関係者が市民の個人情報を本人の同意なく漏洩させるような行為をしたならば、これを絶対に許してはなりません。


厳しく断罪し、、責任を取らせるべきです。



けれども、被害者情報を「当たり前」のこととして進んで公開しているマスコミが、情報漏洩を行ったとして警察等を直接的に批判したり、ご遺族が警察署長を罵倒している場面を放送するのを目にすると、改めて強い違和感を覚えざるを得ない。(ご遺族のお気持ちは痛いほど分かりますが)


なんだかやり過ぎというか、調子に乗りすぎというか・・・。




新聞・雑誌・TVを見る人の数が減り続けているのはメディア特性としての問題もあるとはいえ、こうしたマスコミの報道姿勢そのものの問題の方が大きいように思います。




『そんなことやっていたら、商売にはならない!』と良く言われますが、様々な業界で、いまや「そんなこと」をやってもビジネスになる例が全然珍しくなくなってきています。


マスコミ業界にも、「そんなこと」をきちんと商売として成立させるところが出てこないかと思う今日この頃です。